コラム
COLUMN
2023.12.22
ホームページ制作会社に見積もりをお願いすると、明細に「ディレクション費」といった項目が入っているのを目にしたことはないでしょうか。
「デザイン費」や「コーディング費」は何となく分かるものの、「ディレクション費」とは一体どういう内容が含まれているのかお伝えしたいと思います。
ですがその前にWebディレクターという仕事について知っていただけるとより理解が深まると思います。
ホームページ制作にはWebディレクターという仕事を担う担当者が存在します。Webディレクターはホームページ制作においてお客様のお悩み・ご要望をヒアリングし取りまとめ、その問題解決に向けてどういった施策をすべきか?どういったページが必要で、そのページにはどんな内容を盛り込むか?など、実際にデザイナーやコーダーが着手をする前の段階で整理・提案するポジションで、ホームページ制作において非常に重要な立ち位置の人員です。
Webディレクターがいないと、どんなページが必要で中身をどうするかといったコンテンツ決めは全てお客様自身で考えていただき、デザイナーなどに直接依頼をする形となってしまいます。もちろん、お客様側でそういった取りまとめや有効な課題解決策を考えていただける人材がいらっしゃれば、Webディレクターの出る幕はないかもしれません。しかし社内にそういった人材を専門で配置している会社は多くなく、大抵は「ホームページを活用したいが、どうしたらいいか分からない」で行き詰まっていることが多いのではないでしょうか。
そういった場合に、ホームページ制作に精通したWebディレクターという人材が大いに力になるかと思います。
一般的にWebディレクターは入社してすぐに就けるものではなく、それなりの知識経験値が必要なため、入社してすぐは先輩ディレクターに付いてノウハウを学んでいくか、デザイナー・コーダーといった職業から入り、制作を通じて経験値を増やしWebディレクターに昇華していく形が多いかと思います。
「ラフ案」や「ワイヤーフレーム」と呼ばれる、デザインの前段階でページをどういう流れにするのかイメージ図を作るのもWebディレクターの仕事なので、デザイン経験があるとラフ案作りにとても役立ちます。
なお、ホームページ制作のお見積もり・スケジュール設定もWebディレクターが作成することが多いでしょう。
上のWebディレクターの仕事でも触れましたが、Webディレクションとは一言で言ってしまえば「制作の前段階で色々考えること」と言えます。
お客様の課題解決に向けてどんなページを作ってどんな内容を盛り込むのか、そもそもホームページへ呼び込むための施策をどうするのかを考え、お客様にご提案します。
お客様に理解しやすいよう、サイトマップと呼ばれる構成図を作成し、実際のページがどんな感じになるのか簡易的なイメージ案(ラフ案)を作成しご提示するのもディレクションの1つです。他にも写真撮影が必要な場合はカメラマンの手配、構図の指定もディレクションします。原稿がない場合はライターの手配も行います。
このようにホームページの完成に向けて色々考えること・やることが発生するため、Webディレクターの人件費=ディレクション費であるという考え方となります。
なお、お見積もりにディレクション費という項目がない場合でも、見積もりの総額の中に含まれていたり、完成後も毎月いくらか料金が発生する場合はそちらをディレクション費の代わりとしている場合もあります。
まとめとして、ディレクション費はWebディレクターの人件費という考え方となります。Webディレクターはお客様の課題解決に向けて全力で取り組んでいますので、ディレクション費という項目について理解を深めていただければと思います。
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